小さい頃、こんなふうに言われたことはないだろうか。
「〇〇ちゃんがね、あなたのこと△△って言ってたよ。」
子どもの世界では、わりとよく聞く言葉だと思う。
伝える子に悪気はないことも多い。世間話のつもりで言っているだけかもしれない。
でも、聞いた側はわりとそれを信じてしまう。鵜呑みにしてしまう。

■ 「誰かが言ってた」は、人を通すたびに形が変わる
本当はその時の雰囲気や、ちょっとした言い方のニュアンスで、まったく悪口じゃない言葉が、悪口のように聞こえてしまうこともある。
言った子は、そんなつもりじゃなかったかもしれない。
伝える人のさじ加減ひとつで、悪口になったり、悪口にならなかったりする。
これは大人の世界でもまったく同じだと思う。

■ 情熱大陸で出会った、忘れられない言葉
ずっと昔、TBSの「情熱大陸」を観ていた。
バングラデシュの革製品を使ってカバンを作り、日本で販売している日本人女性が特集されていた。
バングラデシュでの暮らしは、本当に大変そうだった。犯罪も多くて、彼女自身も何度も騙されてきたという。
そんな彼女がインタビューで言っていた言葉が、今でも忘れられない。
誰かが言ってた、ということは信じない。自分の目で見たもの、自分の耳で聞いたものしか信じないようにしている。
これを聞いたとき、ああ本当に大事なことだな、と思った。

■ 自分の目で見て、自分の耳で聞いたものを信じる
世の中には、残念ながら一定数、意地悪な人や、誰かを陥れようとする人がいる。
あなたのそばにそういう人がいるかはわからない。
でも、もしかしたら振り回されてしまうことが、あるかもしれない。
子どもたちの周りでそういうことがよく起こるのを、これまで何度も目の当たりにしてきた。だからわかる。
だからこそ、みんなにも伝えたい。
「誰かが言ってた」は、信じないほうがいい。
伝えてきた子を悪く言うわけじゃない。
でも、そこに悪意があれば、それに絡め取られてしまうことがあるのも事実。
ただ、自分の目で見て、自分の耳で聞いたものを信じるようにすれば、
自分のことを信じられるようになる。
誰かに振り回されることも、減っていく。
憶測や、ちょっとした「〜らしいよ」に流されないで、
自分の頭で考えて、真実だけを見つめていこう。
最後まで読んでくれてありがとう。

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